Tacology タコロジイ |
 | Invitation 1986
Musicians: Akira Sakata, Shuichi Chino, Mishio Nishio, Kiyohiko Semba, Akihiro Ishiwatari,Yoichi Murata,Katuyuki Sinohara |
|
Numbers: |
1 Don's Teme 2 Kai-dako-hime 3 Viva Octopus | 4 Octopus March 5 Ballard for Taco (dedicated to Hachiro Tako) 6 Don's Theme (Instrumental) |
Memo: |
「たこ」による蛸のための「TACO」たちの狂宴、とレコードの帯に書いてある。 かつて、ゲイジュツ家のKUMAこと篠原勝之と北海道の稚内でタコの番組を収録した。述べ3週間、朝は2時起きで沖に出てタコ漁である。KUMAさんはその後で昼間オブジェを製作。おれは、漁師の網小屋の2階を借りて番組用の音楽を製作したのである。コンピュータ、サンプラー、キーボードなどを持ち込んだ作品にはKUMAさんのトランペットソロが入っている。 滞在した漁港は、稚内市大岬というところだ。丘の上に、撃墜された大韓航空機の慰霊碑があった。そこにある間宮堂(?)というところのラーメンは生きたホタテでダシを取っていて「ホタテラーメン」という。贅沢の極みだな。これは、食べていない人にはまことに申し訳ないけど美味い。日本最北端、向こうは樺太じゃわい。見えないけど60kmぐらいしか離れてない、とか聞いたなあ。「漁船があちら側に拿捕される」という言葉は普通みたいだったな。聞くと、いたちごっこみたいな話だ。北海道のタコは瀬戸内海のものとは違う。でかいミズダコで、15kgぐらいが普通である。だから、蛸壺ではなく木製のタコ箱というものをロープにつないで海に静めるのである。 2005年坂田明mii青森北海道のツアーのとき20年ぶりに宗谷岬へ行ったが、あいにくの雨模様で、樺太は見えなかった。 2007年9月、同じツアーの時に初めて樺太を見た。とにかくロシアがそこに見えているのだ。嬉しかったなあ!(坂田明) |